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KDDIとアイレット、RackspaceのAWS向けクラウドマネージドサービスを国内で提供

 KDDI株式会社とアイレット株式会社は26日、米Rackspaceと協業し、Amazon Web Services(AWS)を対象とした同社のクラウドマネージドサービス「Rackspace Service Blocks for AWS」を国内の企業向けに提供すると発表した。なお、Rackspaceのサービスの提供は国内で初めてという。

 Rackspace Service Blocks for AWSは、クラウドサービスのライフサイクル管理に必要な要素を3つの機能に分け、AWS向けに提供するサービス。顧客企業のニーズにあわせたサービスを必要な分だけ迅速に導入できるという。

 具体的には、プラットフォームのサポートと、アカウント・コスト管理ツールを提供するサポートサービス「Platform Essentials」を基本とし、新規プロジェクトにかかわる設計・構築、プロジェクトの推進に必要なエンジニアリングリソースを提供する「Architect & Deploy」、24時間365日の監視・運用と運用自動化機能を提供する「Managed & Operate」を組み合わせて利用できる。

 料金は、AWS利用料金とService Blocks利用料金をあわせた月額課金方式で、モデルケースとして、AWS利用料金が月額100万円(税別、以下同じ)の場合、Service Blocks利用料金は、Platform Essentialsが19万5000円、Architect & Deployが28万円、Managed & Operateが13万5000円となる。

 なおサービス提供にあたって、Rackspaceは、グローバルでの豊富な実績に基づくノウハウやツールを提供し、アイレットを支援。アイレットはRackspaceのServiceやノウハウなどを日本向けにローカライズしてサービス展開を行う。またKDDIは、ネットワークサービスとともに、クラウド基盤やマネージドサービスなどをワンストップで提供するとしている。