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KDDI、アイレット、米Rackspaceの3社、マルチクラウド環境におけるマネージドサービス提供に向けた提携で基本合意

 KDDI株式会社、アイレット株式会社、米Rackspace Hosting(以下、Rackspace)は9日、日本市場を対象とする、マルチクラウド環境におけるマネージドサービス提供を目的とした戦略的提携に向け、基本合意したと発表した。

 KDDIは、法人企業向けにネットワークサービスを提供するのみならず、クラウド基盤やマネージドサービスなどをワンストップで提供しており、Amazon Web Services(AWS)についても、2017年に子会社化したアイレットとともに導入支援や運用・保守を提供している。

 一方、Rackspaceは、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するために、アプリケーション、データ、セキュリティ、およびマルチクラウドの構築・運用をサポートしているとのことで、米国、欧州、中国など世界各地で事業を展開。専門知識と自動化により顧客サポートを行うFanatical Experienceを、世界中の顧客に提供しているという。

 3社によれば、5G・IoT時代到来によりIT市場が拡大し、パブリッククラウドサービスの拡大が見込まれているほか、企業が自社専用で構築するプライベートクラウドとの連携など、マルチクラウド化が進展することが予想されているとのこと。また、複数のクラウド環境における、より高品質で効率的な運用が求められているとしており、今回の提携により3社では、RackspaceのFanatical Experienceの知見を活用する高い品質のクラウドサービス提供に向け、戦略的提携についての協議を行っていくとのことだ。