トッパン・フォームズ、ABBYYの請求書処理に特化したAI-OCR「FlexiCapture for Invoices」を提供

　トッパン・フォームズ株式会社とABBYYジャパン株式会社（以下、ABBYY）は13日、ABBYYの請求書処理に特化したAI-OCRソリューション「FlexiCapture for Invoices」を、トッパン・フォームズが5月末から先行販売すると発表した。

　FlexiCapture for Invoicesは、ABBYYのAI-OCRソリューション「FlexiCapture」を基に開発された、請求書処理に特化したOCRソリューション。製品化にあたっては、トッパン・フォームズで先行利用し、約5000パターンの請求書を読み込ませて、その結果をAIの教師データの精度向上に活用することにより、あらかじめ多数の請求書フォーマットに対応させているという。

　このため、複雑な帳票定義設定なしで利用開始できるほか、簡単なマウス操作によるインターフェイスが提供されており、請求書フォーマットの追加やユーザー側でのAI学習が可能で、大きな負荷なく導入できるとした。

　さらに、RPAなどの各種ソフトウェアとの連携機能も無償提供され、既存の業務への組み込みをスムーズに行えるようにしているとのことだ。

　なお両社では、製造・流通・サービス業などの企業の財務経理部門、管理部門を中心にこの製品を拡販する考えで、2020年度に1億円の売り上げを目標としている。