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AMD、サーバー向けプロセッサ「第2世代 EPYC」に3モデルを追加 DBやHPC、HCIなどに最適化
2020年4月16日 12:08
米AMDは14日(米国時間)、サーバー向けCPU「第2世代AMD EPYCプロセッサー(開発コード名:Rome)」(以下、第2世代EPYC)において、「7F32」「7F52」「7F72」の3モデルを追加したと発表した。
AMDでは2017年6月、デスクトップ向けのRyzenプロセッサと同じ「Zenマイクロアーキテクチャ」に基づいてEPYCプロセッサをサーバー市場向けに提供開始。さらに、機能を向上させた第2世代EPYCを2019年8月より提供し、Dell、HPE、富士通などが搭載サーバー製品をリリースしている。
今回発表された3モデルは、「AMD Infinityアーキテクチャー」とZen 2コアを組み合わせることにより、データベース、商用HPC、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)向けのワークロードに対してパフォーマンスを最適化したとのこと。これについてAMDでは、競合製品との比較において、SQL Serverで17%、HCIで47%上回るパフォーマンスを実現したほか、VMmark 3.1(4ノードクラスターにてvSANを利用)では世界記録となるスコアを達成したとアピールしている。
また、ベース周波数を最大500MHzまで引き上げ、大量のキャッシュ活用を可能にしたとのことだ。
なおAMDでは、IBM Cloudが最新の第2世代EPYCを搭載した新しいベアメタルサーバーを提供することも発表している。
プロセッサ名 | コア/スレッド | TDP | ベース/ブーストクロック | L3キャッシュ | 価格 |
7F32 | 8/16 | 180W | 2.7GHz/3.9GHz | 128MB | 2100ドル |
7F52 | 16/32 | 240W | 3.5GHz/3.9GHz | 256MB | 3100ドル |
7F72 | 24/48 | 240W | 3.2GHz/3.7GHz | 192MB | 2450ドル |
※価格は1000個ロットの場合