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GMOグローバルサイン、インフィニオンと連携しAzure IoT HubへのIoTデバイス登録ソリューションを提供開始

 GMOグローバルサイン株式会社は2日、独Infineon Technologies(以下、インフィニオン)と連携し、マイクロソフトが提供するIoTデバイス管理の「Azure IoT Hub」および「Azure IoT Hub Device Provisioning Service(以下、DPS)」へのIoTデバイスの登録を保護・簡素化するIoTデバイス登録ソリューションサービスを、IoTデバイスメーカーやシステムインテグレーターなどに向けて提供開始した。

 Azure IoT Hubは、IoTアプリケーションとIoTデバイス間の通信のハブ(IoTハブ)となり、双方向通信を可能にするマネージドサービス。DPSは、IoTデバイスのIoTハブへの登録およびIoTデバイスのプロビジョニングを、ゼロタッチで安全に行うことを可能にするサービス。

 GMOグローバルサインでは、IoTデバイスを認証する際に必要な電子証明書の大量発行サービス「マネージドPKI for IoT」の提供を2017年4月に開始したほか、2018年9月には、IDの登録・発行(配布)・更新・停止・移転にいたるまで、あらゆるIoTデバイスのIDライフサイクルを包括的に管理できるサービス「IoT IDプラットフォーム byGMO(以下、IoT IDプラットフォーム)」を提供開始するなど、より安全かつシンプルなIoT環境の実現に向けた取り組みを進めている。

 今回、こうした取り組みを加速するべく、GMOグローバルサインはインフィニオンと連携し、Azure IoT HubおよびDPSにIoTデバイスを登録する際、より安全かつシームレスにデバイスIDの登録が可能となるソリューションの提供を開始した。

 ソリューションを利用することで、インフィニオンのオンプレミスCA(認証局)から発行された電子証明書を、半導体チップにあらかじめ組み込むことが可能となる。半導体チップを搭載したIoTデバイスはセキュリティの脅威から保護されるとともに、シームレスにAzure IoT HubおよびDPSへの登録が可能となるため、よりシンプルな管理・運用を実現できる。