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GMOグローバルサイン、IoT機器メーカー向けの認証局運営サービス「マネージドPKI for IoT」

秒間3000枚の大量発行にも対応

 GMOグローバルサイン株式会社は27日、IoTデバイスを認証するために必要な電子証明書(クライアント証明書)を提供する「マネージドPKI for IoT」を、同日より提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「マネージドPKI for IoT」は、クライアント証明書の発行・管理が行えるSaaS型の認証局運営サービス「マネージドPKI Lite」を、IoT機器メーカー向けに改良したサービス。クライアント証明書は、デバイスや用途にあわせ多様な証明書プロファイル(項目)を設定できるほか、秒速3000枚という証明書の大量発行にも対応しているため、大量のIoTデバイスに対して製造段階から迅速に配布できる。

 GMOグローバルサインでは、こうした機能により、数百万の製品(シリアルナンバー)ごとにID管理が必要となる、IoT機器メーカーのニーズにも対応可能とした。

 また、クライアント証明書の発行・管理を行う認証局は、有効期間が最長3年の証明書を発行できる「パブリック認証局」と、有効期間が最長40年の長期間利用に対応した証明書を発行可能な「プライベート認証局」から選択可能。

 前者は、電子証明書利用時にWebブラウザ対応などの煩雑な設定が必要ないため、ブラウザのログイン認証やメール署名といった社外とのやり取りに、自由に証明書プロファイルをカスタマイズできる後者は、社内の限られたネットワーク環境での利用に、それぞれ適しているとのこと。