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PCA、ユーザーからの要望を反映したSMB向け法定調書ソフトウェア新版 インターフェイスの改善も

 ピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は、中小・中堅企業(SMB)向けの法定調書ソフトウェアの新製品として、「PCA 法定調書 DX」を5月11日より販売開始すると発表した。オンプレミス向け製品に加えて、クラウドサービスでの提供も行う。

 PCA 法定調書 DXは、支払調書・法定調書作成ソフトウェアの新製品。今回は、複数の受給者のデータを一覧表形式で入力できる「支払調書の一覧表入力」や、受給者を分類できる新たな区分「受給者区分」の追加に加え、給与所得の源泉徴収票の白紙印字対応など、ユーザーから寄せられた多くの機能要望を反映しているという。

 また、業務ソフトウェア製品群「PCA DXシリーズ」の他製品と共通の開発基盤を採用しており、従来製品からインターフェイスを一新。操作性を統一した。これにより、「PCA会計シリーズ」「PCA給与シリーズ」と連携して利用する場合にも、同様の操作性で使えるため、今まで以上に使いやすくなったとのこと。

 さらに開発基盤の変更に伴い、ソフトウェア製品上からPCAのWebサイトへ簡単にアクセスできるポータル機能「P こみゅ」、ソフトウェアのデータバックアップをあらかじめ登録しておいた日時に自動で実行できる「自動バックアップ」、更新プログラムがある場合に、通知・インストールが可能な「自動アップデート」といった、PCA DXシリーズ共通の機能・サービスを利用可能になっている。

 このほか、担当者のタスクに応じてお知らせメッセージを表示できる、PCA DXシリーズの共通機能「リマインダー」も利用可能。表示される日付や期間も指定できるので、重要なタスクに対しての意思決定を支援するとともに、期限の決まった作業の実施漏れなども防止できるとしている。

 なお、2021年1月1日以後に提出すべき法定調書では、電子申告義務化の範囲が変更(電子申告の提出義務基準が「100枚以上」に引き下げ)されており、新たに対応を迫られる企業・団体が増えているが、PCA 法定調書 DXでは、支払調書・合計表の作成・印刷だけではなく、e-Tax/eLTAXへの直接送信による電子申告にも対応するとのことだ。

 PCA 法定調書 DXの価格(税別)は、オンプレミス版が10万円から、クラウド版が月額1万3500円から。