日立ソリューションズの「秘文 Device Control」、端末側でインターネットブレークアウトを実現する新機能を提供

　株式会社日立ソリューションズは25日、エンドポイント向けセキュリティ対策製品「秘文 Device Control」に、インターネットブレークアウトの機能を追加した新版を4月28日から提供開始すると発表した。

　「秘文 Device Control」は、デバイスの利用や接続先ネットワークを制御し、機密情報漏えいを防止する製品。

　今回の新版では、これまで培ったOS最深部での制御技術やノウハウを生かして、特定の通信だけを振り分けてインターネットに直接接続させるインターネットブレークアウトを、エンドポイント側で実現する新機能を提供する。

　具体的には、ユーザーが指定した信頼できるクラウドサービスだけを、PCから直接インターネットに接続させ、それ以外の通信は強制的にVPN経由で社内ネットワークに接続させることができる。

秘文によるエンドポイントでのインターネットブレークアウトのイメージ

　こうして、テレワーク利用時などにおいて、特定のクラウドサービスだけをPCから直接インターネットに接続できるようにすることで、利用者が許可されていないネットワークに接続してしまうリスクをなくすとともに、VPNを含めた社内ネットワークの負荷を軽減するとのこと。

　また、以前から提供している、デバイスへの情報の持ち出しを禁止する機能、利用者の操作ログを取得する機能などにより、PCからの機密情報の漏えいを防止するとした。

　「秘文 Device Control」の価格（税別）は、パッケージ版（買取ライセンス）が1クライアントあたり1万円、サブスクリプション版（年間利用ライセンス）が1クライアントあたり5000円。