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日商エレ、RPA製品の統合管理サービス「デジタルレイバーステーション」正式版

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は25日、複数のRPA製品を一元管理するクラウドサービス「デジタルレイバーステーション(DLS)」の正式版を、4月1日より提供すると発表した。

 「DLS」は、業務、ロボット、エラー、稼働する端末など、RPAに必要な情報を一元管理できるサービス。RPA化の案件ステータスやエラー発生時の業務ステータスなど、状態の管理も行えるという。

 日商エレでは、このサービスの試用版を2019年6月から提供していたが、試用版において約50社から受けたフィードバックを基に機能の改善・追加を行い、今回、正式版として提供を開始する。

 新機能としては、業務を中心に「DLS」内に登録されたデータと連携できるようにしており、業務にひも付く関連情報やインシデント、作業、メッセージなどの一元管理を可能にした。また、エラー通知メールを受信することで、インシデント情報の自動登録を行えるようにしたほか、開発中の進ちょく状況や業務担当者からの問い合わせなど、RPA推進にかかわり作業チケットを管理する機能も追加されている。

 一方、機能改善では、複数のRPA製品への対応を実現。ツールを問わず、RPA化に必要な管理項目を広く管理可能にした。さらに、作業やエラー対応、メッセージの履歴を容易に参照できるような改善を行っている。

 サービスの価格は、登録業務数が1~50の場合、1ユーザーあたり月額5万円。別途、初期登録費用が3万円かかる。なお、新規ユーザー(試用版導入済みの場合は除く)は、登録から3カ月間無料で利用できるとのこと。

デジタルレイバーステーション 管理画面イメージ