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製造工程の進捗管理や図番管理などを支援、日立システムズがkintoneを活用した中小製造業向けクラウドサービスを提供

 株式会社日立システムズは24日、中小規模の製造業向けに、製造工程において必要な工程進捗管理や図番管理、備品管理などを支援するクラウドサービス「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」を販売開始すると発表した。

 「FutureStage 製造業向けクラウドサービス Light on kintone」は、部品製造業や組み立て加工業を中心とした中小規模の製造業を対象に提供される、業務支援クラウドサービス。日立システムズが蓄積したノウハウを基に、工程進捗管理や品質管理、出荷実績管理、在庫管理など、製造工程を管理するうえで必要な14の管理機能をテンプレートとしてアプリケーションに組み込み、サイボウズの業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」を活用してサービス化された。

 タブレット端末やスマートフォンでも操作しやすい画面設計を採用しており、作業者は製造ラインで作業をしながらでも、簡単に進捗状況を登録可能。登録した内容はクラウドに蓄積されるため、管理者やほかの作業者との、リアルタイムな情報共有を実現できるという。

画面サンプル(作業指示・工程進捗管理アプリケーション)

 また、システムの監視やバックアップなどの障害対策、不正アクセス防止などのセキュリティ対策についても標準サービスとして提供するとのこと。

 さらにサービスの契約者は、kintoneが提供している日報管理や出張申請など、約1000個のアプリケーションを無償で利用可能。これらにより、中小規模の製造業は製造に必要な機能を網羅したシステムを安価に導入でき、情報の一元化を図ることで、製造におけるリードタイムの短縮やコスト削減を実現するとしている。

 価格は5ユーザーで年額120万円(税別)から。日立システムズでは中小規模の製造業向けに幅広く拡販し、2020年度末までに累計100社への販売を目指す。なお今後、管理機能テンプレートは追加されていく予定だ。