日立システムズ、FutureStage 製造業向け生産管理システムと会計製品との連携モデルを販売

　株式会社日立システムズは21日、「FutureStage 製造業向け生産管理システム」（以下、生産管理システム）の機能強化を図るため、スーパーストリーム株式会社の「SuperStream-NX 統合会計」との連携モデルを販売開始すると発表した。提供開始は10月を予定している。

　「FutureStage」は、製造業や流通業の生産管理、販売管理などを行う基幹業務製品群で、「生産管理システム」もこのラインアップの1つだが、会計機能を持たないため、機能強化が課題になっていたという。

　これを解決するために、日立システムズでは今回、実績のある会計製品SuperStream-NX 統合会計との連携モデルを提供することにした。同製品では、会計システムの「SuperStream」を、中小企業向けに機能を限定することで安価に提供できるようにしており、カスタマイズをすることなく、「生産管理システム」とシームレスに連携するという。

　今回の連携モデル提供により、「生産管理システム」とSuperStream-NX 統合会計をセットで導入することが容易になるほか、すでに「生産管理システム」を導入済みのユーザーは、会計システムを短期間・低コストで導入可能とのこと。

　また、会計システムをスモールスタートで導入するとともに、事業成長や業務内容の変化に合わせてオプション機能を追加するなど、段階的なシステム導入にも対応するとしている。

　なお日立システムズはこれまでも、スーパーストリームのソリューションパートナーの1社として、中堅・大手企業を中心に400社を超える企業・団体に対してSuperStreamの導入を支援してきた実績を持つ。

　150名を超えるSuperStream認定技術者が培った導入実績と経験から、SuperStreamの導入を支援するだけでなく、ほかの業務システムとの連携も含め、各企業に適したソリューションを提供するとした。

　今後、日立システムズでは、「生産管理システム」とSuperStream-NX 統合会計との連携モデルを、中堅・中小規模の製造業向けに展開し、2020年度末までに累計約30億円の販売を目指す。