NTTデータ、公共機関向けのマルチクラウドソリューション「Digital Community Platform」

　株式会社NTTデータは16日、公共機関のデジタル化を推進するマルチクラウドソリューション「Digital Community Platform」を提供開始すると発表した。

　「Digital Community Platform」は、官庁および自治体など、公共機関に求められる社会基盤に資する運用品質やセキュリティなどの要件を充足しつつ、デジタル技術を活用した最適なサービス提供を行うための、クラウド基盤のマネージドサービス。

　NTTデータが金融機関向けに提供するクラウドサービス「OpenCanvas」をはじめ、プライベートクラウド、オンプレミス環境を適材適所に活用可能。Amazon Web Services（AWS）やMicrosoft Azureといったパブリッククラウドにも対応しており、利用者は各クラウドの運用管理を意識することなく、複数のクラウドを活用できるという。

　また、サイバー攻撃などの情報セキュリティにおけるサプライチェーンリスク、現地監査対応などの要件に合わせ、NTTデータが最適なサービスの組み合わせを提案するとのこと。

　導入・運用についても、NTTデータがこれまで公共機関向けに培ってきた大規模基盤の設計・構築・運用といった実績を生かし、導入のサポート、構成・品質の管理方法支援などを行い、システムの安定稼働を支援。安心安全なデータの利活用に寄与するため、機器構成情報の提供を行うなど、政府統一基準に準拠したクラウドサービスの利用を実現するとしている。