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NTT Comとレノボ、文部科学省の「GIGAスクール構想」に対応する「GIGAスクールパック」を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)とレノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は3日、国が掲げる「GIGAスクール構想」の実現に向け、小中学生の学習向けパソコンと、クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」や端末管理ツールをパッケージ化した「GIGAスクールパック」を共同開発し、申込受付を開始した。

 GIGAスクール構想は、文部科学省が提唱する「児童生徒1人1台端末、および高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させる構想」で、2023年度までの達成を目標として、端末1台あたり4.5万円を補助するなどの施策を公表している。

 NTT Comとレノボが提供する「GIGAスクールパック」では、端末としてWindows 10端末の「Lenovo ideapad D330」またはChromebook端末の「Lenovo 300e Chromebook 2nd Gen」を提供する。

 クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」では、基本機能(シングルサインオン、学習履歴管理など)に加え、授業支援システム、学習コンテンツ、授業記録システムを提供する。さらにオンライン研修をセットにすることで、教育現場への導入を円滑化する。

 また、端末の設定やセキュリティ管理などを一括で行う端末管理ツールを提供。特別学習コンテンツとして、学校用プログラミング教材「みんなでプログラミング」、ビジュアルプレゼンテーションを簡単に作成できるクリエイティブツール「Adobe Spark」を提供する。

 想定販売価格は1台4万4990円(税込)。

 NTT Comとレノボでは今後、全国の小中学校へのGIGAスクールパックの提供を通じ、教育現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいくと説明。たとえば、教育現場から得られる生徒の学習データや校務データなどを安心安全に活用し、個々の生徒に適した学習環境を提供するなど、教育領域における新たな価値創造を進めていくとしている。