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ワンビ、学校からのPC持ち出しを防止する「OneBe Guard for GIGAスクール」

 ワンビ株式会社は、学校からのPC持ち出しを防止するソリューション「OneBe Guard for GIGAスクール」を、4月1日から販売開始すると発表した。

 文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」では、子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境の実現に向け、1人1台の端末環境と、高速大容量の通信ネットワーク、パブリッククラウドなどを一体的に整備することを目標としている。

 しかしICTが整備されることで、教職員が扱う重要なデータの紛失・盗難による情報漏えい事故や、児童生徒による校内でのみ使用が許可されたPCの誤った持ち出しと、それに伴うPCの紛失や情報漏えいなどの事故も懸念されるようになった。

 今回提供される「OneBe Guard for GIGAスクール」は、こうした事故を未然に防ぐためのセキュリティソリューション。

 PCの用途に応じた監視ポリシーを設定することが可能で、設定されたポリシーの違反を検知すると、自動的にPCにロックを掛け、一切の入力デバイスの操作を無効化するといった自律制御セキュリティ機能を提供する。これにより、児童・生徒による指定された条件以外での使用を制限できるため、例えば、オフラインになるとロック、校内無線LANの圏外へ出るとロック、といった制御を行えるという。

 また、教職員が校外に持ち出したPCを万一紛失してしまった場合は、オンラインであればリモートロックやリモートワイプを実行できるほか、オフラインでも、データをOSごと上書き消去する「自動データ消去」を設定可能になっており、情報の漏えいリスクを低減するとしている。

 システムは、導入する学校の環境(クラウド、オンプレミス)にあわせて提供でき、価格(税別)は、クラウド版が年間15万円、オンプレミス版が年間12万円。ライセンスは1校ごとのサイトライセンス方式となっており、児童生徒数やPC数が増加しても追加金は不要とのこと。