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テクマトリックス、APIテスト自動化とサービス仮想化機能を提供する「Parasoft SOAtest/Virtualize」

 テクマトリックス株式会社は11日、米Parasoftが開発した、APIテスト自動化とサービス仮想化の2つの側面からAPIの開発者/利用者をサポートする「Parasoft SOAtest/Virtualize」日本語版の販売を開始した。製品は買い取りライセンスまたは年間ライセンスでの提供。価格は要問い合わせ。

 Parasoft SOAtest/Virtualizeは、開発中のAPIのテストに必要となるテストドライバーを提供し、APIの機能テストおよび性能・負荷テストを自動化するツールと、利用するAPIをスタブとして仮想化する機能により、他システムを必要とすることなく、いつでも機能のテストを可能にするツールを提供する。

 REST、JSON、SOAP、MQ、JMSなどのテクノロジーやプロトコルに対応したテストドライバーとスタブを標準搭載し、APIの開発時には、機能テストや回帰テスト、性能・負荷テストの自動化をサポートする。一方、APIを利用するアプリケーションの開発に向けては、APIをスタブとして仮想化し、接続先のシステムを必要とすることなく、機能をテストする環境を提供する。

 APIのテストドライバーやスタブは、Swagger、WSDL、XMLスキーマなどの定義ファイルやトラフィックの記録からも自動生成できるため、テストの準備時間を短縮し、すばやくソフトウェアの品質を検証する手段を提供する。

 APIのテストや仮想化を行うための機能は、SaaSライクなプラットフォームで提供する。ブラウザーでアクセスするだけで、複数のプロジェクトメンバーでテストドライバーやスタブを作成・実行・共有でき、テストに必要なドライバーやスタブをすばやく用意して継続的なテストを行うことを可能にする。

 また、Dockerイメージを作成可能な形式でAPIを仮想化する「Parasoft Virtualize」を提供。API仮想化のコンテナ化は、オンデマンドで使い捨て可能なテスト環境の構築を可能にし、継続的なテストを行うための選択肢を提供する。

 Parasoft Virtualizeについては、無償のコミュニティ版となる「Parasoft Virtualize Community Edition」も提供する。コミュニティ版には機能制限があるが、HTTP(S) で送受信するREST/JSONやXMLなど、IoTを含む近年のITシステムで使用される主要なプロトコルの仮想化をサポートする。