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月あたり550時間の業務削減効果――、ネットワンがBlue PrismのRPA製を導入

 Blue Prism株式会社は14日、ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)が、Blue PrismのRPA製品を導入し、業務効率化を実現したと発表した。

 マルチベンダーのシステムインテグレータであるネットワンでは、拡大し複雑化するビジネスに対応するために業務処理数が増加しており、社員の業務負荷軽減が急務の課題だったため、RPAの導入を検討したという。

 しかし以前試用したデスクトップ型のRPAは、「ロボットの稼働中は社員が業務を実施できない」「基幹業務システムに利用するには信頼性が足りない」「正確な権限管理も含めて集中管理が行えない」などの課題があったとのこと。

 そこで、システム統制、セキュリティ、開発の再利用、自社基幹システムの中核をなすSAPとの親和性、といった評価ポイントでPoCを実施した結果、いずれも高い評価だったBlue Prismの採用を決めた。

 ネットワンではBlue PrismのRPA製品を導入したことにより、月あたり550時間、1プロセスあたり最大で月67時間の業務削減効果を達成したという。

 なお、業務の効率化を実現できた点に加え、Blue Prismは開発ライセンスが無償のため各部門でのRPA導入が推進しやすい点、開発した成果物を部品(アセット)として管理でき再利用性が高い点、システム変更時の影響を局所化できるため保守性が高い点などが評価されているとのことだ。