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顧客の声を迅速に共有可能に――、大阪国際会議場がモバイルデータ活用サービス「Platio」を採用

 アステリア株式会社は24日、国際会議施設「グランキューブ大阪」を運営する株式会社大阪国際会議場が、モバイルデータ活用サービス「Platio(プラティオ)」を採用したと発表した。

 大阪国際会議場では従来、日々の施設運営で発生する課題や改善点、顧客からヒアリングした情報を紙の報告書で共有していたが、紙での運用では、報告内容の共有が翌週になる、個々で報告する項目や内容に差異があるため要旨の把握に手間取る、といった課題があったという。

 また情報の共有や保管の際に報告書から転記して資料を作成するため、事務作業の工数もかかっていたほか、顧客の声や施設運営のノウハウの蓄積・共有を通じて、運営・サービス品質の向上も行いたい考えがあったとのこと。

 そこで同社はPlatioを採用し、施設運営に関する情報を共有する「運営の課題報告アプリ」と、お客様からヒアリングした内容を共有する「お客様の生の声アプリ」を作成し、課題を解決した。

 具体的には、これらのアプリによって関係者間で精度の高い情報の共有・確認が迅速化され、スムーズな施設運営環境を実現。アプリを活用することで、報告項目のデータ化や集計の作業工数が削減され、会議資料の作成時間が従来の1/4になっている。

運営の課題報告アプリ
お客様の生の声アプリ

 なおPlatioを採用した利用については、「自社の業務に合った専用のモバイルアプリが作成できるため、現場で迷わず利用できること」「重要な報告を見逃さないように、レポートの内容に応じて上長にプッシュ通知を送れること」「現場担当者がアプリの設計を拡張・運用できるため、アプリの開発コストが不要で、将来的にさまざまな業務に適用できること」を挙げている。