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アライドテレシス、IoTデバイスの集約などに適した産業用インテリジェントスイッチ

 アライドテレシス株式会社は6日、産業用ネットワークに要求される機能・性能を備えた産業用インテリジェントスイッチ「AT-IE340-20GP」「AT-IE340L-18GP」、ならびにオプション製品の出荷を12月9日より開始すると発表した。

 「AT-IE340-20GP」「AT-IE340L-18GP」は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×16ポートとSFPスロットを搭載した産業用インテリジェントスイッチ。工場やビルなどの厳しい環境での利用に向くほか、さまざまなIoTデバイスの集約にも適しているという。

AT-IE340-20GP

 具体的には、AT-IE340-20GPは最大でマイナス40℃~75℃、AT-IE340L-18GPは最大でマイナス40℃~65℃での動作温度に対応し、高負荷環境への設置が可能。ファンレス設計の採用により、粉塵の吸い込みなどによる障害を起きにくくしているほか、保護等級IP30にも対応している。

 また、1ポートあたり30W、装置全体で240WまでのPoE電力供給をサポート。別途ライセンスを購入すれば、PoE給電を停止せずに機器の再起動を可能とする「Non-stop PoE」機能も利用できる。

 さらに、DINレールマウント対応、前面に集約したポート・LED、DC電源対応など、実運用を考慮したハードウェアデザインにより、産業用ネットワークの広範なニーズに対応するとのこと。

 こうした特徴により、センサーやリレーのフィールド系リアルタイム通信とネットワークカメラなどの高速信号を統合でき、現場の限られた資源の有効活用や、保守にかかるコストの低減などを実現するとした。

 管理面でも、アライドテレシス独自の統合管理機能「AMF(Autonomous Management Framework)」をサポート。管理される側のメンバー装置として動作し、AMFマスター装置(管理する側)との組み合わせにより、ネットワークの仮想化および統合管理を産業用ネットワークにも提供できるとのことだ。

 価格(税別)は、「AT-IE340-20GP」が32万円から、「AT-IE340L-18GP」が28万円から。