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アライドテレシス、産業用ネットワーク向けインテリジェントスイッチ2製品 PoE+給電対応モデルも

 アライドテレシス株式会社は15日、工場や倉庫などにおける産業用ネットワークでの利用に適したギガビットインテリジェントスイッチ「AT-IE340-12GP」「AT-IE340-12GT」を、6月16日より出荷開始すると発表した。

 「AT-IE340-12GP」「AT-IE340-12GT」は、工場や倉庫などにおける産業用ネットワークでの利用に適したスイッチ。両製品ともファンレス筐体を採用しており、最大でマイナス40℃から75℃での広い温度範囲に対応する。また、IEC60068-2で定義される振動、衝撃、自由落下試験をクリアするほか、保護等級IP30にも対応し、屋外などの過酷な環境にも導入できるという。

 加えて、アライドテレシス独自のスイッチOS「AlliedWare Plus OS」に対応し、スイッチングやルーティングなどのレイヤ2/3スイッチ機能と、G.8032、Modbus/TCPなど、産業用ネットワークで多く利用されるソフトウェア機能をサポートする。さらにDINレールマウントにも対応し、制御盤内に機器をコンパクトに収納できるとした。

 管理機能としては、統合管理機能「AMF」のメンバー機能(管理される側)を備え、管理する側のAMFマスター機器との組み合わせにより、ネットワークの一元管理、自動構築、自動復旧などを可能にするとのこと。

 インターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポート、SFP×4スロットを搭載。PoE+モデルの「AT-IE340-12GP」は、1ポートあたり最大30W、スイッチ全体では240Wの給電が可能で、ネットワークカメラや無線LANアクセスポイントなどのPoE+受電機器に対し、Ethernetケーブルから電力の供給を行える。

 価格(税別)は、PoE非対応の「AT-IE340-12GT」が24万円から、PoE+給電モデルの「AT-IE340-12GP」が26万円から。