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アライドテレシス、PoE++給電対応の産業用インテリジェントスイッチ2製品を提供

 アライドテレシス株式会社は8月31日、10Gigabit Ethernet(GbE)アップリンクやPoE++給電に対応した産業用レイヤ2plusインテリジェントスイッチ2製品、「AT-IE220-6GHX」と「AT-IE220-10GHX」の受注を開始したと発表した。

 AT-IE220-6GHX/AT-IE220-10GHXは、IEC60028-2の衝撃・振動・落下試験をクリアするなど、産業用製品として要求される厳しい工業規格に準拠した産業用スイッチ。-40~75℃の広範囲な動作温度に対応し、寒冷・高温環境への設置が可能なため、工場や倉庫などの過酷な環境でも利用できるという。

 インターフェイスは、AT-IE220-6GHXが1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×4ポート、AT-IE220-10GHXが1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポートを搭載。半数のポートが、1ポートあたり最大90Wの給電が可能なPoE++に対応(残りの半分はPoE+給電対応)し、装置全体として、AT-IE220-6GHXは180W、AT-IE220-10GHXは240Wの給電を行えるので、Wi-Fi 6などの次世代無線LANアクセスポイント、屋外向け4K対応IPカメラに加え、スマート照明や産業用ボックスPCなど、高性能・多機能化した各種IoT機器への給電が可能となっている。さらに、追加ライセンスを適用すれば、Non-stop PoE(無停止給電)に対応するので、給電を止めたくない監視カメラなどへの接続にも適しているとのこと。

 このほか、アップリンク用のSFP+スロットを2基搭載しているため、アクセスポイントや監視カメラの通信がボトルネックになることなく、上位機器へのデータ転送を行える点も特徴。さらに、アップリンクでEPSRなどを利用したリング構成をとることで経路冗長化を行えるので、障害が起きても途切れない安定した通信が可能になるとした。

 管理機能としては、ネットワークに接続されたスイッチやルーターなどの接続機器を一元的に管理・運用を実現する「AMF Plus(Allied Telesis Management Framework Plus)」に対応。ネットワーク構成の自動構築や自動復旧、一斉変更などを実現し、ネットワークの運用・管理コストの削減と高い利便性を提供するとのことだ。

 価格(税込)は、AT-IE220-6GHXが19万8000円、AT-IE220-10GHXが23万1000円。