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KDDI、5Gネットワーク内にAWS Wavelengthを配置 低遅延サービス実現に向けたエッジコンピューティング環境を構築

 米Amazon Web Services(AWS)とKDDI株式会社は4日、第5世代移動通信システム(5G)の低遅延サービス実現に向けて、AWSのコンピューティングストレージサービス「AWS Wavelength」を用いて、エッジコンピューティング環境を構築すると発表した。

 エッジコンピューティングとは、利用者により近い場所にサーバーやストレージなどの装置を配置してデータ処理を行うことにより、クラウドサービスを利用したアプリケーションよりも応答時間の低遅延化や回線帯域の削減を実現する手法。

 今回、KDDIの5Gネットワーク内にAWS Wavelengthを配置することで、アプリケーション開発者は、現在利用しているAWSと同じ、使い慣れたAPIやツール、機能を利用しながら、低遅延を生かしたサービスを展開可能になるという。

 また、KDDIの5Gネットワークを利用するユーザーは、各種アプリケーションを低遅延で利用できるようになるとした。

 なお5G時代のエッジコンピューティング用途としては、高精細なVR/AR、VPS(Visual Positioning Service)、スマートファクトリー、建機の遠隔操縦や自動運転などへの活用が期待されているとのことで、KDDIは、5GネットワークとAWS Wavelengthを組み合わせ、これらのサービスの実現に向けた取り組みを加速する考えだ。