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KDDI、5Gの超低遅延を生かせる「AWS Wavelength」を大阪府で提供開始

 KDDI株式会社は5日、Amazon Web Services(AWS)と共同で、au 5Gネットワーク内において、「AWS Wavelength」を大阪府で提供開始すると発表した。これに先駆けて両社では、2020年12月、東京の5GネットワークにおけるAWS Wavelengthの提供開始を発表しており、国内でのサービス提供としては大阪が2拠点目となる。

 AWS Wavelengthとは、AWSの各種サービスを、提携した通信事業者などの設備で動かすソリューション。国内においてはKDDIとのパートナーシップのもと、AWS Wavelength Zoneとして、au 5Gネットワーク内にAWSのコンピューティングサービスとストレージサービスを配置し、データ処理を行っている。

 5Gのモバイルネットワークに直結する仕組みのため、5Gの利用者に対してインターネットなどを経由せずにサービスを提供でき、低遅延が特徴のひとつである5Gネットワークの価値を生かせるとのこと。KDDIでは、ゲームストリーミング、バーチャルリアリティ、ライブイベントでの会場内体験など、インタラクティブで没入型の体験を提供する5Gアプリケーションを実現できるとアピールしている。

 なお、今回提供開始となる低遅延接続可能エリアは、大阪府の5Gエリアである。