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インフラジスティックス、UI開発コンポーネントスイート「Infragistics Ultimate 2019 Vol.2」をリリース

 インフラジスティックス・ジャパン株式会社は22日、UI開発ツール「Infragistics Ultimate 2019 Vol.2」日本語版をリリースしたと発表した。価格は1ライセンス21万円(税別)から。

 Infragistics Ultimateは、ウェブ・デスクトップ・モバイルアプリケーションの開発生産性を高めるUI開発ツール。開発の初期段階におけるプロトタイプを素早く構築して効率的にデザインを検討できるとともに、ウェブ/Windows/iOS/Androidなどのさまざまなプラットフォームでのアプリケーション開発を迅速に行える。

 最新版のInfragistics Ultimate 2019 Vol.2では、Visual Studio 2019向け.NET Core 3に完全対応。開発者はVisual Studioで最新の.NET Core CLIツールとSDK-styleプロジェクトを利用できる。.NET Core 3を利用することで、開発者はC#の最新機能を利用でき、XAML Islandsの利用やサイドバイサイドの配布など、さまざまな利点を享受できる。

 ウェブアプリケーション開発においては、Ignite UI for JavascriptのASP.NET MVCアプリケーション向けのHelperモジュールを利用することで、.NET Core アプリケーションのView部分をRazor構文で開発をすすめられる。

 今回のアップデートにより、開発者は.NETの最新機能やパフォーマンス改善など最新のアップデートを取り込みつつ、ウェブアプリやリッチクライアントアプリ、さらにはIoTや人工知能(AI)、機械学習などのソリューションを、Infragistics Ultimate 2019 Vol.2をベースに開発できるようになったとしている。

 また、Web Componentsとして、データグリッドや50種類以上のチャート、金融向けチャート、Excelスプレッドシート、Excelライブラリーなどのコンポーネント群「Ignite UI for Web Components」を提供。さらに、.NET Core 3に含まれている、インタラクティブなクライアントサイドWeb UIを構築するための新しいフレームワーク「ASP.NET Blazor」向けに、リッチなUIコンポーネントを提供する「Ignite UI for Blazor」ベータ版の提供を開始した。

 Angular対応コンポーネントについてもアップデートし、TreeMap、Excel Spreadsheet、Sparkline Chartsといった15以上の新しいコントロールを含め、データグリッド、ビジネスチャート、財務チャートからスプレッドシートやExcelライブラリ、さらに多数の追加コントロールまで、モダンウェブ開発のためのさまざまなツールと機能を提供する。