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FRONTEO、AI「KIBIT」を活用したメール監査サービス「saki-mori」を提供開始

 株式会社FRONTEOは18日、同社開発のAI「KIBIT」を用いて、コンプライアンス違反の予兆を発見するメール監査サービス「saki-mori」の提供を開始した。

 サービスは、AIを使ったメール監査でコンプライアンス違反などにつながりそうな予兆メールをまとめて発見し、調査内容を担当部署、役員に報告する。注意が必要と思われるメール内容は社内で精査し、企業不正に発展する前に適切に対応、指導することで、問題の芽を摘み、企業の健全性を保つことを可能にする。

 さらに、コンプライアンス違反が検知された場合には速やかに、FRONTEOによる不正調査に移行することが可能。FRONTEOではこれまでに、9400件の国際訴訟支援/不正調査に携わっているという。

 AIでは顧客から提供されたサンプルメールを教師データとして、膨大な量のデータを精査し、「見つけたい文書」と「見つけなくてよい文書」に分ける。さらに、統計的手法により精度を担保しながら、人が見なくてもよい文章を指定する。これにより、人が見るべき文章量が削減できるとともに、急を要する度合いに応じてスコアリングされるため、高い品質・効率での監査が可能にする。

 対象人数は3名程度から1000名以上の規模まで対応でき、期間も1カ月単位、四半期単位などが選択可能。対象者を都度変更することともでき、一年を通じて複数部署を順番に監査するといった利用にも対応する。