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Dropboxがプロジェクト管理ツール「Trello」と連携、コンテンツとツールを集約しプロジェクト管理をより容易に

 Dropbox Japan株式会社は14日、豪Atlassianのプロジェクト管理ツール「Trello」と連携すると発表した。連携は順次適用が開始されており、すべてのDropboxプランで利用できる。

 2019年6月、米Dropboxでは、Atlassianの製品をDropboxと統合するため、同社とパートナーシップを発表しているが、今回はその成果のひとつとして、Atlassianのプロジェクト管理ツールであるTrelloと新たな連携を開始するという。

 Trelloは、チームでの効果的な共同作業を支援するツールで、Dropboxとの連携により、プロジェクト管理とコンテンツへのアクセスが1カ所に集約されることになるため、コンテンツでの作業を行いながら、プロジェクトのタスクをこなせるようになるとのこと。

 具体的には、コンテンツへのリンクをコピーして張りつける代わりに、Dropboxの新しいデスクトップアプリまたはdropbox.comから、コンテンツをTrelloへ直接送れるようになる。Dropboxの画面を表示したままTrelloの既存/新規のカードへファイルを追加できるので、アプリを切り替える必要がない点がメリット。作業の手間を減らせるほか、常に最新のコンテンツをTrelloカードに添付しておけるようになるとした。

 またDropboxのファイルをTrelloカードに添付すると、そのファイルのプレビューが自動生成され、全メンバーがTrelloの画面でプレビューを参照できるようになる。プレビューは175種類以上のファイル形式に対応しており、専用のソフトウェアを用いることなくプレビューを行えるため、PhotoshopがなくてもPSDファイルを表示したり、Microsoft PowerPointがなくてもPPTXファイルを表示したりできるとのことだ。

 さらに、プレビューしたファイルをMicrosoft Office OnlineやG Suiteなどのオンラインツールで直接開くことも可能。ファイルに加えた変更もDropboxに保存されるという。

 なお、Trelloカードに追加したDropboxのファイルはサムネイルとして表示されるので、わざわざクリックしなくても共有コンテンツの中身を簡単に把握できる。さらに、コンテンツへの共有リンクをサムネイルから直接コピーすることも可能としている。