SUSE Enterprise LinuxがOracle Cloud上で利用可能に

　独SUSEは30日（現地時間）、SUSE Linux EnterpriseがOracle Cloud Infrastructure（OCI）上で利用可能になったと発表した。SUSE Linux Enterprise Server（SLES）とSLES for SAP Applicationsの両製品が、OCI上で提供される。また今回、米Oracleが、クラウドサービスプロバイダー向けSUSEパートナープログラムに参加したという。

　SUSEの顧客は、Bring-Your-Own-Subscriptionオプションにより、既存のSUSEサブスクリプションをOCIに持ち込んで利用することが可能になり、新たなワークロードを導入したり、既存のワークロードをデータセンターからOracle Cloudに移行したり、といったことを行えるとした。

　またSUSEによる追加費用は発生せず、顧客は既存のSUSEサポート契約を利用できるとのこと。

　SUSEでは今回の取り組みについて、「SUSEとOCIのコラボレーションにより、クラウドベースのビジネスクリティカルなアプリケーションの、俊敏性とコストメリットに対する需要の高まりに応えられる」とコメントしている。