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コーソルと日本エクセムが協業、データベース性能の改善支援サービスを提供

 株式会社コーソルと日本エクセム株式会社は23日、データベース運用ソリューションの提供に関して協業すると発表した。両社は、データベース環境・運用の提供を目指す推進母体として「Database Artist Group(DAG)」を立ち上げるとともに、Oracle Databaseの性能調査・チューニングを支援するサービス「Oracle性能おまかせサービス」を同日より提供開始する。

 両社によれば、昨今、クラウドサービスでの運用自律化・自動化によって、専任のデータベース技術者がいなくともデータベースの運用が可能になっているという。しかし、自動化で便利になる一方、SQL/データベースチューニングやトラブルシューティングのように自動化できない業務では、やはりデータベース技術者が必要になり、いざトラブルが発生した際、データベース技術者が不在で対応に苦慮する企業も少なくないとのこと。

 そこで今回は、データベース設計・構築、運用、保守など、データベースを中心とした技術サービスに強みを持つコーソルと、データベースプロファイリングツール「MaxGauge」を中核とした製品販売、データベースチューニング支援などを行っている日本エクセムが協業し、より快適なデータベース環境・運用の提供を目指す「Database Artist Group」を立ち上げた。

 両社では、データベースの専門性の高い部分を担うことで、技術者を常時確保することが難しいといった現場の悩みを解消し、クラウドサービスを利用する企業などに対して、ビジネスインフラの安定稼働を支援するとしている。

 なお具体的なサービスの第1弾としては、「Oracle性能おまかせサービス」を提供する。このサービスでは、コーソルが蓄積した多様なデータベース関連ノウハウと、日本エクセムのOracle Database可視化ツール「MaxGauge Cloud」を組み合わせ、顧客企業のシステムにおいて、データベース性能の改善を請け負うという。

 具体的には、クラウド、オンプレミス問わず、Oracle Databaseの稼働状況をリアルタイムで収集して、問題が発生した際の対応を行うのみならず、データベースの定期診断によって問題の予兆を発見し、データベースのパフォーマンス劣化を未然に防ぐとした。

 また、データはOracle Cloud上に保持するため、新たにサーバーを用意する必要はなく、すぐに導入できる点も特徴としている。

 価格は、インスタンスごとに月額38万円(税別)から。なお先着100社限定で、初月の費用を20万円に割り引くキャンペーンも実施する。