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サイボウズの大規模向けグループウェア「Garoon 5」、APIの強化や使い勝手の改善などを実施

 サイボウズ株式会社は21日、中堅・大規模組織向けグループウェア「Garoon(ガルーン)」において、パッケージ版の新版「Garoon 5」を販売開始すると発表した。

 Garoonは、数万人規模でも利用できる高いスケーラビリティを備えたグループウェア。今回の新版では、まず、スケジュール、ワークフロー、メッセージなどのAPIが強化されており、より柔軟なカスタマイズが可能になった。また、サイボウズオフィシャルパートナーによる、Office 365との連携オプション提供も予定されている。

 さらに通知のUIが一新され、自分あての通知を素早く処理できるようになった。例えば、ベルの通知に既読ボタンが追加され、既読ボタンを押すことで、通知の詳細に遷移しなくても通知を既読にできるようになった。また通知ポートレットにも既読ボタンが追加されたほか、確認できる情報量が増えており、その場で既読にするかどうかの判断がしやすくなっている。

 このほか、ログイン後に最初に表示するポータルをユーザーが自由に設定変更する機能や、システム管理者が全ユーザー画面の一般設定を一括変更する機能なども追加された。
 なおサイボウズによれば、パッケージ版Garoonを契約中のユーザー数は、Garoon 4を発売した2014年と比べて1.3倍に伸びているとのこと。クラウドの需要が増えつつある一方、パッケージ版の利用ユーザー数も堅調に増加しているとアピールしている。