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サイボウズ、UIを刷新した中堅・大規模組織向けグループウェア「Garoon 4.1」

REST APIの公開で、より柔軟なカスタマイズに対応

 サイボウズ株式会社は22日、中堅・大規模組織向けグループウェア「Garoon(ガルーン)」において、パッケージ版の新版「同 4.10」を販売開始すると発表した。

 Garoonは、中堅・大規模組織向けに提供されているグループウェアで、数万人規模でも安心して利用できる高いスケーラビリティが特徴という。ラインアップとしては、クラウド版の「Garoon on cybozu.com」とパッケージ版が提供されており、今回はそのうち、パッケージ版の新版が提供される。

 その新版では、まず、ユーザーインターフェイス(UI)を刷新。従来のUIを踏襲しながらも、より見やすく使いやすい画面デザインへと変更した。

 また、メンション(宛先追加)機能により、優先度の高い自分宛の情報を素早く確認できるようになった。複数名に対して同時にメンションする「全員に返信する」も搭載ししている。

 メッセージアプリでは、一覧画面で選択したメッセージを未読に戻せるようになり、例えば、あとでもう一度見返したいメッセージを未読に戻して情報の見落としを防ぐ、といったことが可能になる。

 このほか、スケジュールのREST APIを公開したことにより、Garoon以外のスケジューラーに登録された予定をGaroonにも同時登録するなど、より柔軟なカスタマイズに対応したとのこと。

 なおサイボウズによれば、パッケージ版Garoonのユーザー数が順調に増えているとのことで、2018年の新規ユーザー数は9月時点で2017年を上回っており、年末には前年比135%超に達する見込みという。同社ではこの要因の1つとして、業務用システムにパッケージ製品を利用する行政機関において、Garoonが採用されるケースが増えていることを挙げている。