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IIJ、ブロードバンドタワーの「新大手町サイト」で専用線接続サービスを提供

大手町においてインターネットの接続拠点を増強

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は25日、株式会社ブロードバンドタワー(以下、BBT)が運営するデータセンター「新大手町サイト」内に、IIJの回線収容設備を構築し、10月1日に専用線接続サービス「インターネット接続サービス」を提供開始すると発表した。これにより、顧客は社内ネットワークと新大手町サイト間をIIJの専用線で接続でき、従来と比べて短納期かつ初期費用を抑えた低価格でインターネット接続サービスを利用できるとしている。

 IIJでは、関東エリアに13カ所、そのうち大手町エリアに2カ所の回線収容設備(POP:Point of Presence)を保有しており、今回、大手町エリア内での接続を希望する顧客ニーズに対応するため、新たに設備を増強する。新大手町サイト内の設備増強では、10Gbps回線を40回線以上収容できる設備を提供し、随時増強する予定。

 この増強により、新大手町サイト内に自社設備を保有している顧客は、構内接続のみでインターネット接続サービスを利用開始できるようになる。また、日本のインターネットの中心地である大手町は、通信事業者や各ISPの相互接続ポイント(IX)が集まる重要な拠点であり、国内外のクラウド事業者も多く進出しているため、他事業者サービスへの接続性も確保しやすくなる。大手町では再開発が随時行われており、IIJでは、サービス提供に最適な次世代のバックボーンネットワークの拡張を進めていくとしている。