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ビックカメラ、JRシステムの勤務表作成システムを導入 大型店舗での勤務表作成時間が20分の1以下に
2019年9月20日 17:05
鉄道情報システム株式会社(以下、JRシステム)は20日、家電量販店の株式会社ビックカメラが、JRシステムの勤務表作成システムを導入し、店舗の生産性向上に成功したと発表した。
アルバイトを含めると4000名強の従業員を抱えるビックカメラでは、従来、スタッフの勤務表作成を、表計算ソフトを用いて手作業で行っていたが、特売イベントや会議、研修、スタッフの希望休などを組み入れていくと非常に煩雑となり、大型店舗の場合は、翌月の勤務表作成に40時間から50時間費やすなど、大きな負荷が掛かっていたとのこと。
そこで、こうした作業負荷を軽減すべく数社の自動化ツールを検証したものの、自社の要件を満たすものはなかったため、勤務表の自動作成技術を持つJRシステムより提案を受けて、試行錯誤を重ねながらシステム構築を行ったという。
今回、ビックカメラが導入した勤務表作成システムでは、単に就業規則を守るだけでなく、売上や来店客数の繁閑の変動に応じた最適な人員配置も自動で行うことが可能。休憩時間や計画の残業時間も最適に割り当てられるので、店舗運営における生産性向上を実現できるとしており、現在は40店舗で700件近くの勤務シフトが作成、活用されている。
なお同システムの導入により、大型店舗での勤務表作成にかかる時間は2時間程度まで短縮されたが、この2時間は、システムから出力されたものに会議や特売日などを手入力する微調整時間とのことだ。