ニュース

エクイニクス、韓国ソウルで初のIBXデータセンターとなる「SL1」を開設

SL1 IBXデータセンター データホール

 米Equinix(以下、エクイニクス)は30日、韓国のソウルにInternational Business Exchange(IBX)データセンター「SL1」を開設した。

 SL1は、エクイニクスでは韓国初となるデータセンターとして、ソウル市のビジネス中心エリアに近く、デジタルメディアシティとして開発されたサンアムドン地区に建設。第1フェーズでは約1790㎡以上のコロケーションスペースと550ラックを提供し、将来的な拡張完了時には約3200㎡以上のコロケーションスペースと1000ラックを提供する予定。

 SL1では、企業がエンドユーザー、パートナー、サービスプロバイダーとの間にプライベートなダイレクト接続を確立できるよう、Cross Connect、Equinix Connect、Equinix Internet Exchangeといった多様なインターコネクションオプションを提供する。

 また、2020年第一四半期には、ソフトウェアデファインドのインターコネクションサービス「Equinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric)」の提供を予定。これにより、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)、IBM Cloud、Microsoft Azure、Oracle Cloudといったクラウドサービスなどを含む、Platform Equinix上の1600以上の企業との接続が可能になるとしている。

 エクイニクスは、SL1の開設により、アジア太平洋地域の13市場でIBXデータセンター43拠点を運営することになる。世界では25カ国、53市場にわたる200以上のIBXデータセンターで構成されるPlatform Equinixを展開し、9800社を超える企業にデータセンターおよびインターコネクションサービスを提供している。