ニュース

エクイニクス、シンガポールに4拠点目となるデータセンター「SG4」建設を発表

 米Equinix(以下、エクイニクス)は7日、シンガポールにおいて4拠点目となるIBX(International Business Exchange)データセンター「SG4」を建設すると発表した。

 SG4は、7階建ての新規データセンターとして、2019年第4四半期にオープンを予定。8530万米ドル(約95億円)の初期投資により、第1フェーズに4220㎡を超えるコロケーションスペースで1400キャビネットを提供、完成時には合計1万2280㎡を超えるスペースに 4000キャビネットを収容する計画としている。

SG4 完成イメージ

 SG4はシンガポール国内の既存IBXデータセンター3拠点との位置関係を考慮して、SG4はシンガポール東部に位置する、国内5カ所のデータセンター群の1つであるTai Seng Industrial Estate内に建設される。

 低遅延のダークファイバーにより、SG4はシンガポール国内の既存IBXデータセンター3拠点と直接接続され、これにより顧客は金融サービス、クラウドサービス、バイオメディカル、IT、通信、メディア、サイエンス、エンジニアリングなど、多様な業界の約600社の企業とセキュアに相互接続できる。この接続先には、200以上のグローバルネットワークプロバイダー、150以上のクラウドおよびITサービスプロバイダーといった、幅広いサービスプロバイダーが含まれる。

 さらに、SG4は「Equinix Cloud Exchange Fabric(ECX Fabric)」サービスにより、大手クラウドサービスプロバイダー(CSP)を含む1300社以上の企業へ、ソフトウェア定義による動的なインターコネクションを提供。接続可能なCSPには、Alibaba Cloud、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform、Microsoft Azure、Oracle Cloud、Tencent Cloud が含まれ、顧客はエクイニクスプラットフォーム上にある企業やエコシステムを選び、グローバル規模でオンデマンド接続できるとしている。アジア太平洋地域ではシンガポールに加えて、日本(東京、大阪)、オーストラリア(シドニー、メルボルン、パース)、香港のECX Fabricの顧客とのオンデマンド接続が可能となる。