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エクイニクス、ソウルに初の拠点となるデータセンター「SL1」を開設

 米Equinix(以下、エクイニクス)は14日、韓国初となる IBX(International Business Exchange)データセンター「SL1」を韓国・ソウルに開設し、韓国市場に参入すると発表した。

 SL1は、ソウル市のビジネス中心エリアに近く、デジタルメディアシティとして開発されたサンアム(Sangam)地区に建設。約1680㎡以上のコロケーションスペースを提供予定で、第1フェーズのキャパシティは550ラック、2019年第3四半期のサービス開始を予定する。

SL1 外観画像

 エクイニクスでは、アジア太平洋地域における拠点を有機的に構築・拡張するため、過去3年間で計8億ドル以上を投資してきており、世界24カ国、52都市、200拠点にあるエクイニクスのIBXデータセンターはPlatform Equinixを構成し、世界で9800社を超える先進企業にデータセンターおよびインターコネクションサービスを提供していると説明。

 今回のSL1の開設により、アジア太平洋地域におけるエクイニクスの事業領域は拡大し、顧客は自社インフラストラクチャーをセキュアに構築し、エコシステム内のパートナー企業にグローバル規模でアクセスして、デジタルエッジでビジネスを拡大できるようになるとしている。

 エクイニクスでは、グローバル企業の韓国における事業拡大を支えると同時に、韓国の一般企業、サービスプロバイダー、クラウドやコンテンツプロバイダーに対して、Platform Equinixを通じたデジタルトランスフォーメーションを支援する。また、韓国市場への参入は、韓国における5Gネットワークの全国展開とタイミングが一致しており、5Gの導入により、高速、大量、低遅延のデータトランザクションが必要なIoTやAI分野などで、次世代サービスの新規開発や既存サービスの変革が期待されるとしている。