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IDCフロンティア、IaaS「IDCFクラウド」でFastlyのCDNサービスを利用可能に

 株式会社IDCフロンティア(IDCF)は24日、米FastlyのCDNを基盤に採用した「IDCFクラウド CDN(コンテンツキャッシュ)」を提供すると発表した。ユーザーはこれを利用することで、サーバー負荷を軽減し、高速で安定したコンテンツ配信を実現するとしている。

 IDCFクラウドは、1時間1円、月額500円から始められるIaaS型パブリッククラウド。シンプルで使いやすいUIとCloudStackベースのAPIを用意しており、サーバーなどのリソースを手軽に利用できるという。

 このIDCFクラウドではすでにCDNサービスを提供していたが、今回は米Fastlyの高機能なCDNサービスが利用可能になった。150msの高速なキャッシュ削除が可能なほか、クラウドストレージやGoogle BigQueryなどにログをリアルタイムで保存するリアルタイムのログストリーミングに対応するなど、日々の運用に必要な機能が充実している点が特長。国内4拠点を含むグローバル64拠点から配信を行える。

 また、IDCFクラウドのコンソール画面から利用でき、同画面を通じて、VCL(Varnish Configuration Language)によりコンテンツキャッシュの設定を柔軟にカスタマイズできる点も特長とした。プロトコルはHTTP/HTTPS、HTTP/2、IPv6に対応している。

 料金プランは、データ転送やリクエストの量に応じた従量プランと、定額プランの双方が用意される。なお、請求とサポートはIDCフロンティアに一本化されているとのことだ。

コンソール画面のイメージ