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IDCフロンティア、クラウド型オブジェクトストレージ「IDCFクラウド クラウドストレージ」を提供開始
サービス基盤にGoogle Cloud Storageを採用、10GBまでは無料
2018年11月21日 14:31
株式会社IDCフロンティア(以下、IDCF)21日は、クラウドストレージサービスの基盤にGoogle Cloud Storage(以下、GCS)を採用した、クラウド型のオブジェクトストレージ「IDCFクラウド クラウドストレージ」の提供を開始した。
IDCFクラウド クラウドストレージは、IDCFのIaaS型パブリッククラウドサービス「IDCFクラウド」の一部として、同一のユーザーインターフェイスで操作できるオブジェクトストレージ。IDCFクラウドとGoogle Cloudの技術を活用したプロダクト連携で、データのアクセス頻度と可用性により選べる4種類のストレージクラスや、99.999999999%(イレブンナイン)のデータ耐久性など高い安全性を特徴とする。
データの最大利用容量は無制限(1オブジェクト最大5TB)で、10GB以下のデータを東京(asia-northeast1)ロケーションに保存して利用する場合は、無料で利用が可能。データ格納拠点は、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア。データの冗長性はロケーション単位または地理的冗長性。データは標準でAES256により暗号化して保存され、既存のGoogleアカウントとIDCFクラウドアカウントの連携が可能。また、サービスのサポートはIDCFで実施する。
ストレージクラスについては、高可用性で2つ以上の離れたロケーションに自動配置する「Multi-Regional」、パフォーマンスが必要なデータ保存に適する「Regional」、参照頻度が月一回程度のデータに適する「Nearline」、年に一回程度利用のデータ長期保存に適する「Coldline」の4種類のメニューを用意する。
データストレージの初期費用は無料。ストレージ利用料(東京ロケーション)は、Multi-Regionalが1GBあたり月額0.026米ドル、Regionalが1GBあたり月額0.023米ドル、Nearlineが1GBあたり月額0.016米ドル、Coldlineが1GBあたり月額0.010米ドル。
ネットワークダウンロードは、転送量0~1TBの場合で、アジア(日本)が1GBあたり0.140米ドル、中国が1GBあたり0.230米ドル、オーストラリアが1GBあたり0.190米ドル、その他が1GBあたり0.140米ドルなど。
料金は、米ドルにIDCFが定める為替レートを乗じた額に対して消費税を加算し、利用の翌々月にIDCFから日本円で請求する。