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ニフティクラウドで米FastlyのCDNサービスを提供

 ニフティ株式会社は16日、クラウドサービス「ニフティクラウド」において、米FastlyのCDNサービス「Fastly」を提供すると発表した。すべてのリージョン/ゾーンで利用できる。

 Fastlyは、150ミリ秒で配信拠点サーバー(POP)のキャッシュを更新できるCDNサービス。世界各国に設置されたPOPにコンテンツのキャッシュを作成し、サービス利用者により近いPOPから配信するため、高速なコンテンツ配信を行える。

 また、動的コンテンツの一部もキャッシュとして扱えるので、常に在庫情報が変動するECサイトや、ひんぱんに更新されるニュースサイト、ランキング情報のようなWebサイトでも、柔軟なコンテンツの更新が可能になるという。

 加えて、FastlyのPOPとニフティクラウドのネットワークを相互接続すると、リアルタイム性を損なうことなく、ニフティクラウドに設置したオリジンサーバーからPOPへコンテンツを配信できるとのこと。さらに、サービス利用者からのアクセスログを瞬時に取得できるので、利用状況をリアルタイムに把握できるとした。

 Fastlyの利用料金は、1GBあたりのデータ転送量およびHTTP/HTTPSリクエスト数に応じた従量課金制。データ転送料金(税別)は、例えばFastlyのリージョンがJapan/Asiaの場合、データ転送量10TB以下で21.33円/GB、北米や欧州は同13.50円/GBとなる。リクエストの料金(税別)は、FastlyのリージョンがJapan/Asiaで1.67円/1万リクエスト、北米で1.42円/1万リクエスト、欧州で1.67円/1万リクエストなど。