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丸紅ITソリューションズ、「Box」の使い勝手を向上させる4つのソリューションを提供

ペーパーレス会議支援アプリ、共有リンクの状況をレポートするツールなど

 丸紅ITソリューションズ株式会社は22日、クラウドストレージ「Box」と連携するエコシステムソリューションとして、「ON PAD」「MISOLock」「Log Reporter for Box」「Simple Kicker」の4製品を7月23日より提供開始すると発表した。

 「Box」では、利便性の高いクラウドストレージ機能を中核に、セキュリティが高く、コンテンツの共有・活用を推進するコンテンツ管理基盤としての導入も進んできた。こうした「Box」のさらなる導入・活用を実現するため、丸紅ITソリューションズは今回、新たに4つの周辺製品を提供するという。

 1つ目は、Boxと連携してペーパーレス会議を実現するiOSアプリケーション「ON PAD」。主催者の画面と出席者の画面を連動(同期)させる「プレビューモード」と、出席者が文字や図形などを資料に手書きする「保存モード」を使い分けて、主催者が指定するページを出席者に連動させたり、出席者が資料にメモを書き込んだりすることができる。

 例えば、プレビューモードを利用し、ピンチアウトやページ送りを主催者が出席者のiPad/iPhoneに連動させることにより、プロジェクターがなくても、あるいはリモートでも、スムーズに会議を行えるとしている。

 また、Box上のファイルをON PADにダイレクトに呼び出すので、ほかのストレージを使う必要はなく、シンプルな使い勝手で、かつセキュリティも守れるとのこと。

 2つ目は、Boxのファイルのロック/ロック解除を分かりやすく促すクライアントツール「MISOLock」。Boxにも標準機能としてファイルのロック機能は搭載されているものの、ロックを促すダイアログがユーザーに分かりにくく、編集する時はロックし、編集が終わったらロックを解除するという操作を忘れてしまうケースが多く見られるという。

 「MISOLock」はこれを改善するためのツールで、Box EditやBox Driveでファイルを開くと、開いたファイル内にダイアログを表示し、分かりやすくロックを促し、ファイルを閉じると自動でロックを解除することができる。

 3つ目の「Log Reporter for Box」は、招待、共有リンクの状況を整理したレポートで提供するツール。丸紅ITソリューションズでは、「Box」をセキュアに利用していく上では、危険な外部共有が行われていないかを管理することが重要と指摘。Log Reporter for Boxにより、誰が誰をどのフォルダに招待しているのか、誰が何をオープンリンクで公開しているのかという外部共有の状況を、分かりやすいレポートにして関係者に提供するとした。

 最後の「Simple Kicker」は、Boxのファイル操作をコマンドラインからシンプルなコマンドで実行できるツール。Box導入に伴い、システムから出力されるファイルの格納先をファイルサーバーからBoxに切り替えるためには、本来は特殊なAPI開発が必要となるものの、Simple Kickerを利用すると、簡単なコマンドでこれを実現できるという。

 なおアップロードのみならず、Boxからファイルをダウンロードする、ファイルを移動・削除する、共有リンクを発行するなどの機能があり、基幹システムとの連携や、 業務の自動化などに活用できるとのことだ。