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ジャスミンソフトの超高速開発ツール「Wagby」、パブリッククラウド環境でのオートスケール運用に対応

 株式会社ジャスミンソフトは17日、超高速開発ツール「Wagby(ワグビィ)」の新版「同 R8.3.0」をリリースしたと発表した。パブリッククラウド環境でのオートスケール運用に対応しているという。

 Wagbyは、Webベースのエンタープライズアプリケーションをノンプログラミングで開発できる超高速開発ツール。設計情報(リポジトリ)から業務ルール、画面、データベーススキーマなど、すべてを自動生成できるため、従来の手法と比べ、10倍以上の開発生産性を実現しているという。

 また、新規登録、更新、削除、検索、一覧表示、詳細表示などのデータの基本管理機能のみならず、一覧更新やウィザード登録、カレンダービュー、集計ビュー、マップビューといったさまざまな画面機能が標準装備されている点も特長とした。

 今回の新版では、パブリッククラウドを利用したオートスケール運用において、問題なく稼働できる仕組みを備えており、ジョブスケジュール機能、パスワードリマインダ機能、ワークフロー機能など、これまでの標準機能をすべてオートスケールに対応させている。

 こうした変更を行うため、ジャスミンソフトではWagbyの内部構造をあらため、利用者がどのアプリケーションに接続しても動作するように、セッション情報の共有を可能にした。

 加えて、運用途中にアプリケーションの台数が変動しても影響を受けないよう、アプリケーション同士の通信にメッセージキューを利用し、内部キャッシュの整合性を担保可能にしているとのこと。

 価格(税別)は、プロジェクト単位の場合、1サーバーあたり96万円で、開発キットが別途必要。また無制限利用の場合は、1開発者あたり150万円となる。

オートスケールのイメージ