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CTC、Red Hat Ansible AutomationとZabbixを利用したシステム監視の自動設定ソリューション

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は20日、構成管理・運用自動化ソフトウェア「Red Hat Ansible Automation」と、統合監視ソフトウェア「Zabbix」を利用し、自動監視設定ソリューション「Zabbix x Red Hat Ansible Automation(ザビックス・クロス・レッドハット アンシブル オートメーション)」を提供開始すると発表した。価格は年額200万円(税別)から。

 Zabbix x Red Hat Ansible Automationは、特にクラウド環境を中心に、サーバーの稼働、リソース、ログなどの監視を自動化するソリューション。ソフトウェアのインストールや設定を自動で行えるRed Hat Ansible Automationと、障害の検知・通知機能を備え、多くの製品の監視に対応できるZabbixを組み合わせて提供する。

 具体的には、Zabbixの設定をRed Hat Ansible Automationで自動化しており、新規に仮想サーバーが起動すると、Zabbixの監視モジュールのインストールから設定までの一連の作業を自動で行ってくれるとのこと。

 これにより、例えばパブリッククラウドにおいて、サーバー負荷に応じてリソースを増減させるオートスケール機能を利用している場合でも、自動的に監視を開始できるため、柔軟なクラウド環境を構築可能とした。また自動化の活用により、人為的な設定ミスや作業の属人化の防止にもつながるとしている。

 なおCTCでは、Zabbix x Red Hat Ansible Automationを提供するのみならず、自動化に関する要件ヒアリングや設計を含めて監視環境を構築する「Ansible・Zabbix導入サービス」、製品に関する問い合わせや障害対応を行う「Ansible・Zabbixサポートサービス」、監視設定を自動的に行うためのシナリオを作成する「Ansible Playbook作成サービス」なども提供する。

 各サービスでは、Red Hat Ansible Automationの製品ポートフォリオに含まれる、アクセス権限や実行スケジュールの管理と統合された管理画面を提供する自動化プラットフォーム「Red Hat Ansible Tower」、自動化するシナリオの実行エンジン「Red Hat Ansible Engine」を使用しているとのことだ。

 さらに今後は、マルチベンダー対応の強みを生かして、システムログやインシデントなどの運用管理ツールとRed Hat Ansible Automationとの連携も行うとした。