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SCSKが米NetskopeのCASB製品を販売、企業での安全なクラウド活用をトータルに支援

 SCSK株式会社は4日、米NetskopeのCloud Access Security Broker(CASB)製品「Netskope」を活用し、新たなセキュリティサービスを提供開始すると発表した。

 CASBとは、企業がクラウドサービスを安全に使用するための機能を、包括的に提供するソリューション。複数のクラウドサービスに対して、認証やシングルサインオン(SSO)、アクセス制御、データ暗号化、ログ取得、マルウェア対策などの一貫したセキュリティポリシーを適用できるようにする。

 「Netskope」では、CASBに求められる機能を網羅的に実現可能とのことで、すべてのクラウドサービスとの通信を可視化、監視、制御でき、クラウドサービスにアップロードされる文書のキーワード検知などにより、機密文書の流出を検知・防御可能という。

 また、ポリシーはクラウドサービスごとにカスタマイズできるほか、指定した複数のクラウドサービスの利用を、単一のポリシーを用いて制御することもできる。

 なお、セキュリティポリシーの適用は、社内からの通信にとどまらず、スマートフォンなどのモバイル端末を使った社外からのクラウドサービス利用に対しても行えるため、いわゆる“シャドーIT”を含め、すべてのクラウドサービスとの通信を可視化できるとした。

 SCSKでは、企業のクラウド利用ポリシーを策定するコンサルティングから、CASBの効率的な導入と効果的な運用支援までをワンストップで提供する考えで、2020年までに、「Netskope」を活用したCASB関連ビジネスで、10億円の売り上げを見込んでいる。