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ISID、静岡銀行の住宅ローン事前診断・審査申込ポータルをSalesforceで構築

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は10日、オンラインコミュニティプラットフォーム「Salesforce Community Cloud」、マーケティングオートメーション(MA)ツール「Salesforce Pardot」を用いて、株式会社静岡銀行の住宅ローン事前診断・審査申込ポータルサイトを構築したと発表した。

 本システムは、簡単な入力項目で住宅ローンの借入可能見込額をお知らせするところから、物件確定後の住宅ローン事前審査手続きまでを、顧客の物件検討状況に合わせてタイムリーにフォローアップできるシステムで、同行が掲げる顧客接点改革を推進するものとして期待されています。

 静岡銀行では、年齢や年収など、簡単な入力項目で住宅ローンの借入可能見込額がわかるサービス「マネピタ」を、2019年3月より提供開始している。同行では、2018年8月に開設したラップ口座開設ポータルをSalesforce Community Cloudで構築しており、構築パートナーであるISIDの提案・支援のもと、今回の「マネピタ」にも同一基盤を活用しているとのこと。

 今回ISIDが開発したシステムは、「マネピタ」の特長である「簡単な入力項目で借入可能見込額がわかる」仕組みをWeb上で提供するもの。使いやすいユーザーインターフェイス(UI)を提供するとともに、事前診断の申し込みから事前審査結果通知までの進ちょく状況を、いつでも照会可能にするポータル機能を備えている。

 さらに物件を決めた後は、追加項目を入力するだけで事前審査申込まで行える機能を、同じポータル上で提供するとした。

 静岡銀行ではさらに、Salesforce Pardoを利用して、顧客の手続きの進ちょく状況や行動・属性にあわせたメールの自動配信を行い、顧客が途中で離脱することなく、スムーズに一連の手続きを進められるようフォローアップする仕組みを実現したという。

 このシステム導入にあたってISIDでは、住宅ローン事前診断のための入力項目策定や業務フローの再設計、Salesforce Community Cloudを活用したポータルサイト構築、UI開発を担当したとのこと。

 さらに、デジタルマーケティング分野における実績を生かし、住宅ローン申込におけるマーケティング戦略の立案、Salesforce Pardotを活用したMAの仕組みの構築も行ったとしている。