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米salesforce.com、オンラインコミュニティ基盤「Salesforce1 Community Cloud」

企業におけるカスタマーエンゲージメント向上を支援

 米salesforce.comは27日(米国時間)、カスタマーエンゲージメントを向上させるためのオンラインコミュニティプラットフォーム「Salesforce1 Community Cloud」を発表した。このサービスによって、企業はビジネスプロセスにもつながるコミュニティを構築し、顧客、パートナー、従業員へ提供することが可能になるという。価格は月額500ドルから。

 Salesforce1 Community Cloudは、企業と顧客がコミュニケーションするためのコミュニティを容易に構築できるプラットフォーム。カスタマーエンゲージメントを向上させるために、企業ではコミュニティ構築に関するニーズが高まっており、Salesforce1 Community Cloudによってそれに応えるという。

 安全性、信頼性、拡張性の高いプラットフォームを利用し、コミュニティはすぐに構築可能。もちろん、ユーザー企業は自社のブランドを利用でき、モバイル機能もサポートしているので、メンバーは場所や端末を選ばずにコラボレーションを行えるとした。また、各メンバーの関心事や行動履歴などに基づいて、関連のありそうな個人、グループ、コンテンツが自動表示されることから、気になる情報を迅速に入手できるとのこと。

 バックエンドでは、Salesforce CRMおよび基本となるビジネスプロセスにつながっているため、リセラーはリードの更新、従業員はサービスケースの作成とエスカレーション、顧客は製品のレビューと評価を、すべてコミュニティ内で行える点も特長。

 さらに、新しいSEO最適化と認証不要のアクセスによって、企業はインターネットの検索エンジンを通じ、新しいメンバー候補にアピールすることもできる。例えばミュージシャンであれば、指定のギターモデルに対するインターネット検索に基づいてブランドのコミュニティを発見し参加する、といったシーンが想定されるとした。

石井 一志