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アライドテレシス、次世代FW/VPNルータのパブリッククラウド接続性を向上
新VPNルータ「AR2050V」もラインアップ
（2015/12/16 12:26）
アライドテレシス株式会社は16日、次世代ファイアウォール＆VPNルータ「AT-AR3050S」「AT-AR4050S」用のファームウェア「AlliedWare Plus（AW+）」の新版「同 Ver.5.4.5-2.1」を提供すると発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを12月17日より開始する。また同時に、VPNルータ「AT-AR2050V」を出荷開始することも発表された。
AT-AR3050S/4050Sは、次世代ファイアウォール機能を備えたUTM/VPNルータ。IPsecやL2TPv3などのVPN機能やRIP/OSPFなどのルーティング機能を提供するほか、サブスクリプションライセンスである「セキュリティーライセンス」を購入することで、標準搭載のステートフルパケットインスペクションに加えて、アプリケーションコントロール、Webコントロール、IPレピュテーション（IPアドレスブラックリスト）などの高度なセキュリティ機能が利用可能になる。またAT-AR4050Sは、統合管理を実現する独自SDN「AMF（Allied Telesis Management Framework）」のマスター機能を搭載しており、クライアント（AMFメンバー）を10台まで統合管理できるとのこと。
今回提供する新ファームウェアでは、IPsec機能の拡張が行われ、クラウドサービスとの接続性が向上した。Amazon Web Services（AWS）、Microsoft Azure、ニフティクラウドの各パブリッククラウドサービスとのVPN接続を検証済みのため、クラウドサービスを安心して活用できるという。さらに、NAT機能の拡張とVPNパススルー機能のサポートなどによって、より柔軟なVPNネットワークの構築が可能になっている。
一方、新製品のVPNルータ「AT-AR2050V」は、WANポートに10/100/1000BASE-T×1、バイパスポート×1ポート、LANポートに10/100/1000BASE-T×4ポートを備えた中小規模向けのVPNルータ。IPsec VPNでの拠点間接続において、IKEv2による、よりセキュアなIPsec通信が可能なことに加え、L2TPv3を用いた柔軟な拠点間通信にも対応する。
また、USB接続のデータ通信端末を利用すれば、3G/LTEでのモバイルネットワークでも活用可能。バイパスポートによる機器冗長でダウンタイムを最小限に抑え、システムの可用性向上も実現した。管理面では、AMFメンバー機能を備え、AMFマスターの配下に入ることで、ネットワークの容易な統合管理を行える。
価格は7万9800円（税別）。なお、発売を記念した「AR2050Vデビューキャンペーン」も実施され、2016年6月30日までの出荷分は3万9800円（税別）のキャンペーン価格で提供されるとのこと。
