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アシスト、ファイル連携ミドルウェア「HULFT」を販売開始

 株式会社アシストは15日、株式会社セゾン情報システムズが開発するファイル連携ミドルウェア「HULFT」を6月4日に販売開始すると発表した。

 HULFTは、企業間や企業内の業務アプリケーションをシームレスに接続し、セキュアで確実なデータの送受信を実現するファイル連携ミドルウェア。UNIXやLinux、Windowsなどファイルシステムやコード体系が異なるマルチプラットフォーム間で、さまざまなファイルをTCP/IPプロトコルを使用して送り届ける。

 1993年の発売以来、対応プラットフォームを拡張しながら業務システムのファイル連携に必要な機能を実装し続け、全世界で43カ国、9500社以上(2019年1月末現在)の導入実績を持つ。安全・確実なファイル連携を実現するだけでなく、文字コード変換をはじめ、システム連携時に必要となる各種通信制御・ジョブ機能を提供することで、企業が求めるシステム連携に必要な要件に対応する。

 アシストでは、「DataSpider Servista」をはじめとしたデータ連携ツールの提供・サポートを通じて、データ連携におけるさまざまな課題解決を支援してきたが、データ連携ソリューションとして新たに「HULFT」「HULFT-HUB」をラインナップに加えることで、より広範な顧客企業のデータ連携ニーズに対応するとしている。

 「HULFT-HUB」は、HULFTの運用管理の最適化・自動化を実現する製品。データ転送業務を一元管理できるHULFT-HUBは、HULFTを統合管理し、システム上に散在するHULFTの構成、稼働状況、設定、転送を可視化する。HULFTが大規模に導入、運用された場合にも、HULFT-HUBで一元管理することにより、スムーズなデータ連携が可能になる。

 また、アシストはHULFTの販売開始に伴い、開発元であるセゾン情報システムズとのパートナーシップをより強固なものにしていき、データ活用分野で培ったアシストのサポート力と、HULFTの高い製品品質を合わせ、データ連携における課題解決を通して、顧客企業のデータ活用強化を強力に支援していくとしている。