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エクイニクス、2019年に「IBXデータセンター」新規12拠点を開設、23拠点の拡張を計画

 米Equinix(以下、エクイニクス)は8日、2019年に同社のIBX(International Business Exchange)データセンターをグローバルに12拠点を新規開設するとともに、既存IBXデータセンター23拠点を拡張する計画を発表した。

 2019年に新規開設するIBXデータセンターとしては、アジア太平洋地域では2019年2月に中国の上海で5拠点目となる「SH6」を開設。上海浦東の自由貿易試験区に新規開設されたSH6は、上海で最大のIBXデータセンターで、貿易および金融サービスセクターにおけるハブ機能を担うデータセンターとなる。

 日本では、東京で11拠点目となる「TY11」を開設。東京で最大のIBXデータセンターとなるTY11は、クラウド、ネットワーク、および金融サービスセクターからのインターコネクション需要の増加に対応する。

 このほか、アジア太平洋地域では、ソウル(SL1)、シンガポール(SG4)、シドニー(SY5)、メルボルン(ME2)をそれぞれ開設。米国およびEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)地域では、パリ(PA8)、ソフィア(SO2)、ヘルシンキ(HE7)、ロンドン(LD7)、ワルシャワ(WA3)、ハンブルク(HH1)をそれぞれ開設する。

 これらのデータセンターは、各メトロ(都市圏)内の他のIBXデータセンターとの間で、サイト間光ファイバー接続により直接接続される。

 エクイニクスでは、これらのIBXデータセンターの新規開設に加え、既存IBXデータセンターを拡張する23のプロジェクトを世界各地のメトロで実施する。実施拠点は、シカゴ、ダラス、アトランタ、フランクフルト(3拠点)、香港(3拠点)、ロンドン(4拠点)、アムステルダム、マドリード、ニューヨーク、大阪、パリ、パース、シアトル、ストックホルム、チューリッヒ(2拠点)。

 これらのIBXデータセンターの新規拠点の開設および既存拠点の拡張は、2019年第1四半期決算報告で発表した、2019年会計年度における17億3000万米ドル~19億2000万米ドル(約1905億円~2115億円)の特別設備投資の一部となる。エクイニクスでは、2019年の新規設備投資により「Platform Equinix」を継続的に拡大し、世界50カ所以上のメトロにおいて、顧客によるITインフラストラクチャー運用およびサービス利用を可能にするとしている。