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エクイニクス、東京での11拠点目の「TY11」データセンターを有明地区に開設

 エクイニクス・ジャパン株式会社は10日、東京で11拠点目となるInternational Business Exchange(IBX)データセンター「TY11」を開設すると発表した。エクイニクスでは、TY11に対して第1フェーズで79億円を投資。サービス開始は2019年第1四半期を予定する。

 東京におけるエクイニクス最大のIBXデータセンターとなるTY11は、第1フェーズにおいて1000ラックの提供を予定。第2フェーズと最終フェーズの拡張完了により、合計2800ラックを提供する予定としている。

 TY11は2020年東京オリンピックの主要会場に近い有明地区に位置し、有明地区は東京都江東区が災害時の地区内残留地区に指定する災害耐性の高いエリアであり、顧客は高レベルのセキュリティと優れた運用サービスのメリットを同時に活かすことができるとしている。

 また、TY11の利用により、顧客はEquinix Cloud Exchange Fabricを介して、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureに代表される主要クラウドサービスへのアクセスが可能となると説明。TY11は、日本最大の金融取引に関わるエコシステムに近接しており、各種金融サービス事業者のみならず、主要なインターネットエクスチェンジ(IX)への接続性が大きな強みとなっており、エクイニクスのIBXデータセンターは、BBIX、JPIX、JPNAPなどのIXも含めて、東京における国内・海外のネットワークプロバイダーのハブとなっているとしている。

 エクイニクスでは、今回のTY11の開設はアジア太平洋地域において継続的に行っている投資の最新のもので、今回の発表に先立って4月に発表したオーストラリアMetronodeの買収完了と自身のオーガニックな拡張により、エクイニクスはオーストラリアで最大のデータセンター事業者になったと説明。エクイニクスは、今後もアジア太平洋地域を含む全世界のパートナーと顧客のインターコネクションとデジタルエッジ導入を加速していくとしている。