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NSDとレノボ、データマネジメントやIoT/AI向けプラットフォームビジネスの展開で協業

 株式会社NSDとレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社(以下、レノボ)は1日、両社が協業し、データマネジメント、IoT、AI向けプラットフォームビジネスを共同で展開すると発表した。レノボの「ThinkSystem」「ThinkAgile」といったシステム基盤をベースに、NSDのコンサルティング、システム構築、システム運用などのサービスを組み合わせ、ソリューションとして提供するという。

 レノボではデータマネジメント領域において、2018年に米NetAppとのグローバルアライアンスを締結し、同社のストレージOS「ONTAP」を搭載するユニファイドストレージ「ThinkSystem DMシリーズ」を発表している。

 またAI領域では、機械学習基盤の構築、ジョブ管理、クラスタ管理を一括して実行できる統合管理ソフトウェア「Lenovo Intelligent Computing Orchestration」を2017年3月に発表。2019年2月には、バルセロナで開催された「Mobile World Congress」において、IoT基盤を構成するエッジコンピューティングサーバー「ThinkSystem SE350」を参考出品し、IoT領域での製品ポートフォリオの拡充を進めているとのこと。

 一方のNSDでは、4月1日付でデータビジョン事業部を新設。シンプロビジョン株式会社との連携を通じて、データマネジメント領域における「要件定義」「検証」「システム設計」「構築」「プロジェクトマネジメント」から構成される、一連のプロフェッショナルサービスを提供するという。

 また運用フェーズにおいても、「システム監視サービス」「統合ヘルプデスクサービス」などを提供し、システムの構築、増設、運用の各フェーズおいて、一貫したサービスラインアップをそろえているとのこと。

 両社は、こうしたそれぞれのハードウェアとサービスを組み合わせ、ソリューションとして提供していく考え。協業の第1弾としては、Lenovo ThinkSystem DMシリーズを活用したデータマネジメントソリューションを提供開始し、今後は、IoT、AIソリューションのポートフォリオを拡大するとしている。

 また、レノボのアライアンス戦略「Lenovo Togetherプログラム」の一環として、ソリューション拡販に向けたWebBマーケティング、テレマーケティング、セミナー共催を中核とする共同マーケティング、営業活動を展開するとのことだ。