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データセンター内のクラウド接続環境や作業室を1日単位で利用できる「アット東京Cloud Lab」

 株式会社アット東京は28日、自社データセンター内に、クラウド接続環境を1日単位で利用できる「アット東京Cloud Lab」を開設すると発表した。4月1日より申込受付を、5月からサービスの提供を、それぞれ開始する予定。

 「アット東京Cloud Lab」は、アット東京のデータセンター内でのクラウド接続環境と作業室を、1日単位で提供するサービス。

 従来、データセンターの利用にあたっては、申込から利用開始までのリードタイムが必要だったり、最低利用期間が設定されていたり、といった制限により、短納期、短期間では気軽に利用しにくい状況だったという。

 しかし「アット東京Cloud Lab」は、3日前までの申込、1日単位での利用が可能なため、データセンター利用の新たなニーズに応えられるとした。同社では活用例として、コンテンツ、メディア、広告、eスポーツ業界などで、大容量のコンテンツを扱いながらリアルタイム性を求めるライブの配信や、短時間で作業が終わる映像の制作、といった用途を挙げている。

 また、クラウド接続検証や実証実験での利用も見込んでおり、2020年3月末までのキャンペーン期間中は、クラウド接続テストができる環境を最大3日間まで無料で試せるとのこと。

 なお、アット東京データセンターには複数のメガクラウドの接続ポイントが設置されており、構内専用線によって各メガクラウドのネットワークと接続できる。さらに、データセンター内の相互接続プラットフォーム「ATBeX」を用いれば、ユーザー同士のネットワーク接続やマルチクラウド環境を柔軟に構成できるとした。