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アット東京がDC内相互接続サービス「ATBeX」を拡張、AWSクラウドへのより柔軟な接続が可能に

 株式会社アット東京は15日、データセンター内相互接続サービス「ATBeX(AT TOKYO Business eXchange、アットベックス)」において、Amazon Web Services(AWS)環境へ接続する「ATBeX ServiceLink for AWS」を提供すると発表した。

 ATBeX ServiceLink for AWSは、データセンター内の相互接続プラットフォームであるATBeXを経由して、AWSの閉域網接続サービス「AWS Direct Connect」へのプライベート接続を行うサービス。50Mbps~500Mbpsの狭帯域でAWS Direct Connectへの接続に対応し、論理設定のみでネットワークの構成変更を容易に行えることから、必要な時に必要な帯域で、AWSが提供する各種サービスを利用できるという。

 またATBeXは、1接続あたり最大100Gbpsに対応したMPLSサービスネットワークで構成されており、ユーザー企業は、この相互接続環境内において複数のサービスや企業への接続が可能。1つの物理接続の契約帯域内で、AWSをはじめとしたクラウドサービスや各種サービスに同時接続できるため、より効率的なネットワーク構築が可能になるとしている。

 なおアット東京の中央センター(CC1)では、2017年12月にAWS Direct Connectの拠点が開設されており、AWSクラウド環境とアット東京のデータセンター内のユーザーシステム間でプライベート接続を実現する「プレミアムコネクト for AWS」が提供されている。

 今回、提供サービスにATBeX ServiceLink for AWSが加わったことで、アット東京のデータセンター内における、AWS接続に向けた利便性がさらに向上し、要件や用途に応じて、より柔軟な帯域でAWS接続が可能になったとした。